バセドウ病によるまぶたの腫れが軽減した
茨城源/54歳・女性・主婦
私は現在54歳の主婦です。
一昨年の1月ごろから両眼が出てきて、まぶたが腫れてきました。当初はアレルギーということで、近くの医院で治療を受けていました。
でも、一向によくならず、かかりつけの医師に勧められ、甲状腺専門の病院を受診しました。精密検査の結果、バセドウ病による眼球突出と診断されました。
3週間ほど入院して、ステロイド剤と放射性ヨードによる治療を受けました。多少眼は楽になった感じはありましたが、眼球が突出してまぶたが腫れていました。
このため上下のまつげが眼球に張りつき、いつも眼に重苦しさと痛みがあり、物を見るのがつらくて字も書けない状態でした。また大変まぶしく感じるので、サングラスを常にかけていました。眼圧も左21mmHg、右22mmHgと高く(正常値は10∼21mmHg)と高く、将来は手術の必要性もあると言われていました。退院後、ホルモン剤を服用して経過をみていましたが、眼の症状はよくならずに困っていました。
そんなとき、友人が光線療法を教えてくれ、何度か光線照射をしてくれました。この照射後、まばたきが楽になったので、早速光線治療器を求めました。貴付属診療所(光線研究所付属診療所)を受診して、貴所の指導を受けて照射を始めました。
自宅での光線照射は、治療用カーボン3001-5000番を使用して、両足裏部⑦10分間、両膝部②(以上集光器使用せず)・肝臓部㉗(2号集光器使用)・後頭部③各5分間、眼部⑯(以上1号集光器使用)・左右咽喉部④(2号集光器使用)各5分間照射しました。
この照射を続けて、20日目くらいすると、眼のまわり、とくに下まぶたの腫れが引いてきて、しわがでてきました。眼球に張りついていたまつげが離れてきて、眼の重苦しさと痛みが楽になりました。病院の検査で眼圧も左18mmHg、右19mmHgnに下がっていることがわかりました。この病気は、長くかかると聞いていますので、光線療法も併用して、あせらず治療しようと思っています。
まだ、サングラスは離せませんが、光線療法で眼の症状は軽くなり、字も書くことができるようになりました。
(財)光線研究所「可視総合光線療法・治療報告と症例集」黒田一明著