慢性化し胆のう炎・胆のう壁の肥厚が改善した
愛知県/女性・事務員
2年前の12月、病院で受けたレントゲン、エコー検査の結果、慢性化した胆のう炎(胆のうの壁が約11mmと肥厚していた)と診断されました。
しかし、胆石、ガン、ポリープは見られないと言われ、抗生物質を処方されました。抗生物質の服用により、壁が少し薄くなってきましたが、普通に歩いても、机に向かっても、背中が張って、痛みが起こりやすくなりました。とくに油の多い食事の後は、上腹部のやや右下がピリピリと痛みました。
また、私は事務職で座ったままの仕事が多くて、背中の中央部に疲労感と強い痛みが現れるので、困っていました。抗生物質の服用により、胆のうの一部の肥厚は消失しましたが、胆道側の症状はまったく変化せず、患部に切り傷のような痛みと張り感が強まりました。
3月下旬、思い切って貴付属診療所(光線研究所付属診療所)を受診し、次の光線照射を指示されました。
治療用カーボンは3001-4008番を使用し、両足首部①・両膝部②・腰部⑥・背正中部㉘・肝臓部㉗核10分間、後頭部③・左右下腹部㉓㉔各5分間照射。⑦②⑥以上集光器使用せず、㉘③㉓㉔以上1号集光器使用、㉗2号集光器使用。
4月中旬ごろより、食後に胆のう部がピクピクして、痛みが軽減し、少し胆のうが縮小してきました。担当医には「一般に胆のうの働きはわかりにくいはずだが、肥厚して固まっていた部分がやわらかくなって、動きがよくなったのでしょう」と言われました。しかし、私はまだ胆のうに張った感じがあるのが気になっていました。
5月中旬、エコー検査を受けたところ、前回の検査で8mmだった胆のうの肥厚が、今回は6mmに縮小していました。胆のうの張り感が減少し、痛みも緩和しました。
初診時に「これほどの肥厚は、容易には改善しない」と言われていたので、私も家族も、そして担当医師もこの順調な経過に大変驚き、喜び合いました。7月の検査では、肥厚がほぼ消失していました。仕事中も背中の疲労感や痛みがまったく現れず、担当医師から、「安心して、何でもやってください」と言われました。
思えば2年前の12月、「これだけの肥厚で、炎症が続くようなら、手術以外に方法がありません。背中の張り感も残って当然のはずです」と言われていたので、担当医師の言葉に安心と同時に、気が抜けてしまいました。
今後とも、再発防止と健康管理を目的に、日々根気よく光線療法を継続していくつもりです。
(財)光線研究所「可視総合光線療法・治療報告と症例集」黒田一明著