食道静脈瘤の出血もあった肝硬変の症状が改善
【治験症例 5】
肝硬変
57歳・女性・主婦
◆症状の経過
43歳時に献血した際に、初めて肝炎を指摘された。しかし、自覚症状がなく、肝機能にも異常がなかったため、とくに何の治療も行わなかった。
57歳時、突然食道静脈瘤からの出血で吐血し、緊急入院した。食道静脈の硬化療法と脾臓摘出の手術を受け、危うく一命をとりとめた。退院後、友人から光線療法のを紹介され、当付属診療所(光線研究所付属診療所)を受診した。
◆光線治療
治療用カーボンは1000-3001番を使用し、両足裏部⑦10分間、両足首部①・両膝部②・腹部⑤・腰部⑥各5分間、肝臓部㉗・背正中部㉘各10分間、肩甲骨間部⑫・後頭部③各5分間の順に照射。⑦①②⑤⑥以上集光器使用せず、㉘⑫③以上1号集光器使用、㉗2号集光器使用。
◆治療の経過
自宅で毎日光線治療を行った。光線治療により、術後の傷痕の引きつれはなく、経過は順調だった。予想されむくみ、腹水、だるさなどの症状もなかった。
病院で術後より3ヵ月に1回、定期的に血液検査を受けているが、光線治療開始後11年目の現在(68歳)でも、肝機能の数値は正常範囲に治まっている。心配された肝臓ガンへの進行もなく、病院の主治医も大変驚いてる。
(財)光線研究所「可視総合光線療法・治療報告と症例集」黒田一明著