肝機能が大きく改善し、C型肝炎が安定した
山口県/45歳・男性・会社員
2年ほど前、健康診断で肝機能の異常を指摘され、後日の再検査でもC型肝炎のウィルスが陽性と診断されました。私も家族も大変はショックを受けました。
その後、精密検査と治療を受けるために入院しました。入院後の肝生検(バイオプシー)の結果、活動性C型肝炎と診断され、インターフェロンの投与を開始しました。約1ヵ月半入院し、その後の約半年間でインターフェロンの注射を1000本近く投与されましたが、著名な効果は見られませんでした。肝機能を表すGOT・GPTの数値はともに200IU/l前後でした。担当医からは、「C型肝炎は完治がむずかしい病気です。ウイルス量も多く、あなたの場合は血小板が少ないために、インターフェロンの効果が少ないのではないか」との説明でした。
このころ、以前から妻が行っていた光線療法を勧められましたが、何となく行うきになれません。しかし、あまりにも体調のすぐれない私を見かねた妻の強引な勧めで、光線療法を行う決心しました。早速、貴付属診療所(光線研究所付属診療所)の指導を受け、次のような光線照射を始めました。
治療用カーボンは1000-3001番を使用し、両足裏部⑦・腰部⑥・両足首部①・両膝部②(以上集光器使用せず)各10分間、後頭部③5分間、背正中部㉘10分間(以上1号集光器使用)、左右咽喉部④5分間、肝臓部㉗10分間(以上2号集光器使用)照射しました。
光線照射開始から2ヵ月後、一時的にウィルスがマイナスになったのですが、残念ながら数日後には再びプラスに戻ってしまいました。しかし、光線照射を行った日は気分がよく、疲労感が少なくなりました。その後は好きな酒も減らし、食事にも気をつけながら、毎日光線照射を続けました。
光線照射開始から5ヵ月後、病院での検査でC型肝炎のウイルスがマイナスになっており、またGOT・GPTがとも15~20IU/lと基準値の範囲内になっていました。
妻も私も夢のような気持でした。その2ヵ月後の検査でも、肝機能の数値は安定していました。最近では、多少は無理をしても、あまり疲れを感じなくなりました。
いまでは、あのとき妻を信じて光線療法に取り組んで、本当によかったと、心から感謝しています。
(財)光線研究所「可視総合光線療法・治療報告と症例集」黒田一明著