手術以外に治らないと言われた痔が改善した
神奈川県/32歳・男性・無職(報告者・母)
息子は、子どものころから自閉的傾向があり、自律神経失調症とも言われておりました。精神科に不安定になりやすく、大変緊張しやすい性格でした。そのせいか、腸のほうも過敏で、腹痛や下痢をよく起こしました。
28歳ごろから下痢が頻繁に起こり、最初は朝だけだった下痢が、徐々に食事をすると下痢を起こし、さらにひどいときは、1日7回も下痢でトイレに駆け込むようになりました。病院の診断では、腸にとくに異常はなく、神経的なものだからと、薬も出ませんでした。
しかし、そんな状態から痔にもなり出血や痛みもしだいにひどくなり、肛門は汚いバラの花びらのようにグシャグシャで、大変ひどい状態でした。病院で注射で痔を固める治療を受けましたが、下痢の状態が改善しないために、すぐに再発し、「こんなにひどい痔はもう手術しか治らない」と強く手術を勧められました。
手術しても下痢が治らなければ再発すると思い、長年使っている光線療法を息子に試すことにしました。早速、貴付属診療所(光線研究所付属診療所)に相談して、次の指導を受けました。
治療用カーボンは3001-4008番を使用し、両足裏部⑦10~20分間・肛門部㉑20~30分間、左下腹部㉓10分間、両足首部①・両膝部②・腰部⑥・右下腹部㉔各5分間照射。⑦①②⑥以上集光器使用せず、㉓㉔以上1号集光器使用、㉑は2号集光器使用。
花屋をしていた息子は、あまりに痔の症状が強く、仕事にならなくなり、光線照射に専念するため仕事をや辞めました。光線照射は毎日2~3時間行いました。照射するたびに、少しずつ症状は改善し、下痢便も減り、痔の痛みや出血も徐々に減ってきたようです。
1ヵ月半ほどで、痛みも出血も止まり、腫れていた患部(痔)も小さくなりました。それまで続いた下痢便も治り、普通便となりました。
手術しないと治らないと病院で言われた息子の痔が、光線療法で改善し、改めてその効果に驚かされました。息子も私も光線療法に大変感謝しています。
(財)光線研究所「可視総合光線療法・治療報告と症例集」黒田一明著