大腸ガン切除後、貧血状態が著明に改善
【治験症例 8】
大腸ガン、貧血
51歳・女性・主婦/身長164cm・体重46kg
◆症状の経過
頑固な便秘症だった。1年前より排便時の出血(下血)が増えた。疲労感がとれず、頭痛や耳鳴りを感じ、階段昇降で動悸や息切れがするようになった。
市の健康診断で貧血を表す血中ヘモグロビン(Hb)値で強い貧血を指摘され、精密検査で大腸ガンが見つかった。
以前に購入した光線治療器で当光線研究所の指導書を参考に、入院までの半年間、1日2回治療を続けた。
◆光線治療
治療用カーボンは1000-4008番を使用し、両足裏部⑦・両膝部②・左右下腹部㉓㉔・腹部⑤各10分間、腰部⑥・背正中部㉘各5分間照射。⑦②⑤⑥以上集光器使用せず、㉓㉔㉘以上1号集光器使用。大腸ガン術後には、腹部の手術痕(1号集光器使用)5分間照射。
◆治療の経過
手術は上行結腸を40cm切除し、1ヵ月間入院した。傷痕のツレや痛みもほとんどなく、術後の経過が大変よいとほめられた。しかし、Hb値は上昇せず、貧血症状を改善しなかった。退院後、当付属診療所(光線研究所付属診療所)に直行し、術後と貧血の光線治療を再開した。
光線治療1ヵ月後の病院検査では、貧血以外は異状はなく、体重も47.5kgになった。便通も下痢なしで1日1回の快便となった。Hb値も10.0g/dlに増加し、貧血の症状が軽快した。
治療2ヵ月後、体調はさらによく、日常生活では貧血による症状はなくなった。健康時の体力にほぼ戻った感があり、Hbも基準値内の12.8/dlまで回復した。
(財)光線研究所「可視総合光線療法・治療報告と症例集」黒田一明著