潰瘍性大腸炎の血便・下痢・冷え症体質が改善
【治験症例 5】
血便・下痢(潰瘍性大腸炎)
70歳・女性・主婦/身長157cm・体重48kg
◆症状の経過
もともと冷え症がひどく、慢性気管支炎もあって風邪を引きやすく、のどの不快感が常にあった。
68歳ごろ、孫の世話疲れと風邪が重なり、血便や下痢が続いた。病院を受診し、潰瘍性大腸炎と診断された。
服薬を始めたが症状が改善せず、体重も45kgに減ってしまった。下半身の冷え感も増強し、厚着をしていても腹部や腰部はゾクゾク冷える感じだった。以前行った光線治療を思い出し、当付属診療所(光線研究所付属診療所)を受診した。
◆光線治療
治療用カーボンは1000-3001を使用し、両足裏部⑦・両足首部①・両膝部②・腹部⑤・腰部⑥(以上集光器使用せず)・左下腹部㉓各10分間、後頭部③(以上1号集光器使用)・左右④(2号集光器使用)各5分間照射。
◆治療の経過
毎日、自宅で2ヵ月間治療したが、冷え感や血便・下痢(潰瘍性大腸炎)の改善はあまり見られなかった。
そこで光線療法器を2台に増やし、合計2時間の治療を行うようにした。以後、からだがよく温まり、冷え感が軽減し、血便・下痢の症状も少なくなってきた。
光線治療半年で、排便の状況は正常となり、さらに症状の安定のため、光線治療は継続している。
(財)光線研究所「可視総合光線療法・治療報告と症例集」黒田一明著