床ずれだけでなく、脳梗塞までも改善した
東京都/85歳・女性・主婦(報告者・母)
85歳になる母の光線療法についての報告をします。
平成8年の暮れ、母がめまいを訴えました。歩行時のふらつきもありました。頭重感も続いているため、病院で検査を受けたところ、脳梗塞と診断されました。
脳の血管に小さな梗塞が10個くらい見られると言われました。医師からは、母が高齢なので大事にして、しばらく経過をみるように言われました。その後は、寝床ですごす時間が多くなりました。
すると、寝ている時間が多くなっている2ヵ月後、床ずれが現れてきました。母は筋肉が落ちているため、さらに歩行が困難となり、床ずれがだんだんと大きくなり、そこが痛みをともなうので大変つらそうでした。困っていたところ、知人から光線療法を勧められました。
治療用カーボンは3001-4008番を使用し、両足裏部⑦・両足首部①・両膝部②・腰部⑥を各10分間、腹部⑤(以上集光器使用せず)・後頭部③(1号集光器使用)各5分間、床ずれ患部(2号集光器使用)10~20分間照射。
光線照射開始後、徐々に頭重感が緩和し始めたと同時に、ふらつきやめまいのほうも軽減してきました。また、定期検査の結果では、医師から脳梗塞が半分くらい改善していると言われました。床ずれの方も少しずつ痛みが和らぎ、床ずれの範囲が縮小してきました。
光線照射開始約2ヵ月後には、さらに床ずれ部分が縮小し、痛みを訴えなくなりました。照射3ヵ月後には、床ずれがすっかり改善しておりました。
現在の母は、床に就いている時間が少なくなり、よく歩くようになりました。母の足どりが前よりもしっかりしてきた回復ぶりに、家族一同大変感激しております。
(財)光線研究所「可視総合光線療法・治療報告と症例集」黒田一明著