顔全体に広がった脂漏性湿疹がほぼ完治
【治験症例 2】
脂漏性湿疹
78歳・女性・主婦
◆症状の経過
76歳のとき、鼻の周囲に発疹が見られるようになり、徐々に顔全に広がってきた。発疹はカサカサしていて、かゆみが多少あり、粉をふいたような状態であった。
皮膚科で脂漏性湿疹と診断され、ステロイドの塗り薬を半年間つけていたが、少しもよくならなかった。
友人の紹介で当付属診療所(光線研究所付属診療所)を受診した。
◆光線治療
治療用カーボンは3001-3002番を使用し、両足裏部⑦・両膝部②書く10分間、両足首部①・腹部⑤・腰部⑥(以上集光器使用せず)・後頭部③各5分間、顔部⑯(以上1号集光器使用)各5~10分間照射。
◆治療の経過
自宅で光線治療を行ったところ、治療1ヵ月後にはかゆみが減り、顔の下半分の肌がきれいになった。家族や友人からも健康的な肌になったと言われた。
治療3ヵ月後、顔の赤みはかなり改善したが、新たに頚部の後ろや脇の下にも湿疹が見られたので、これらの部位の照射を追加した。その後、湿疹の状態は多少の変動はあったが、治療10ヵ月~1年でほぼ完治した。
(財)光線研究所「可視総合光線療法・治療報告と症例集」黒田一明著