アトピー性皮膚炎が改善、きれいな肌に

【治験症例 3】

 アトピー性皮膚炎

 6歳・女児/身長115cm・体重26kg

◆症状の経過

生後6ヵ月ごろから、アトピー性皮膚炎が顔以外の全身に出現していた。5歳ごろからは、顔など全身のアトピー性皮膚炎の症状がひどくなり、皮膚科で弱いステロイド系の外用薬と消炎剤をつけていた。

 肌の乾燥があり、保湿剤をつけていたが、顔の赤みが強く、かゆみもひどいので、6歳時、母親の友人の紹介で当付属診療所(光線研究所付属診療所)を受診した。

◆光線治療

 治療用カーボンは3001-3002番を使用し、両足裏部⑦を10分間、両膝部②・両膝裏部・腹部⑤・腰部⑥・背中部(以上集光器使用せず)・顔(眼・鼻)部⑯(2号集光器使用)各5分間照射。

◆治療の経過

非ステロイド系の外用薬のみをつけながら、自宅で毎日光線治療を続けた。照射を始めて10日前後で、汗をかくようになった。

 治療1ヵ月後、汗が出るようになったので、かゆみが強くなった。治療2ヵ月後、アトピー性皮膚炎患部の皮疹から浸出液が出て、かゆみがさらに強くなった。

 夏休みに海水浴に行ったが、海水が患部にしみるので、海には入れなかった。しかし、帰宅してから皮疹は徐々によくなってきた。

 治療3ヵ月後から、アトピー性皮膚炎に改善傾向が見られた。その後は、一時的に悪化することもあったが、順調に経過した。治療10ヵ月後にはきれいな肌になった。

 (財)光線研究所「可視総合光線療法・治療報告と症例集」黒田一明著

馬込沢うえだ鍼灸院

kiichiro2
  • 船橋市馬込沢で鍼灸院・光線療法院をやってます。
    慢性疾患をよくするためには、
    自己のもつ治癒力を高めることが非常に重要です。
    このブログでは主に光線療法について、
    日光を浴びることの重要性について綴っていきます。

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