治療3ヵ月踵痛が完全に消退

【治験症例 10】

 右踵痛

 66歳・女性・主婦/身長155cm・体重54kg

◆症状の経過 

 昨年の2月ごろから、歩き始めや長く歩いたあとに、右の踵がズキンズキンと痛むことがあった。

 病院では、踵に骨棘が見られるためだと言われ、痛み止めの塗り薬や湿布の治療を続けた。

 また、クッション性のよい靴にも替えてみたが、痛みが完全にとれることはなかった。

 痛みの出現から4ヵ月くらい経ったころ、いとこに光線治療の話を聞いて、当付属診療所(光線研究所付属診療所)を受診した。

◆光線治療

 当所では3001-4008番の治療用カーボンを使用し、治療器4台で照射部位2パターンの治療を行った。

 パターン1として、両足裏部⑦・両足首部①・腓腹筋部㉙以上集光器使用せず、右踵部1号集光器使用での照射パターン2として、両足裏部⑦・両膝部②・腰部⑥は集光器使用せず、右踵部は1号集光器使用での照射を各15分間行った。

◆治療の経過

 週1回程度、当所への通院治療を始めた。痛みの出現から4ヵ月も改善しなかったので、光線治療の開始後は、湿布や塗り薬は中止した。

 当所治療2回目ごろより、踵の痛みはあるものの、強いズキズキする痛みが出なくなってきた。その後、通院のたびに痛みは軽減し、光線治療3ヵ月後(14回通院)には完全に踵痛はなくなった。

 初診時、ふくらはぎ(腓腹筋)に力がなく、筋肉がぶよぶよしていたが、踵痛がなくなったころには筋肉に張りが出てきた。体力も回復して、握力も左手は13kgから17kg、右手は14kgから19kgに増え、歩行時の足どりもしっかりしてきた。

(財)光線研究所「可視総合光線療法・治療報告と症例集」黒田一明著

馬込沢うえだ鍼灸院

kiichiro2
  • 船橋市馬込沢で鍼灸院・光線療法院をやってます。
    慢性疾患をよくするためには、
    自己のもつ治癒力を高めることが非常に重要です。
    このブログでは主に光線療法について、
    日光を浴びることの重要性について綴っていきます。

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