関節リウマチの腫れが引き、糖尿病も安定
【治験症例 7】
関節リウマチ
59歳・女性・主婦/157cm・52kg
◆症状の経過
10年前に風邪を引いてから足首が腫れ、歩行困難になった。病院で関節リウマチと診断され、鎮痛剤を服用していた。5年前より膝も腫れ始めて、ステロイド薬10mg/日の服用を始めた。
今回、関節リウマチによる膝や手首の痛みの改善と、15年来の糖尿病が悪化して血糖値が150mg/dl以下にならず、心配していたところ、義妹の紹介で当付属診療所(光線研究所付属診療所)を受診した。
◆光線治療
3001-4008番の治療用カーボンを使用し、両足裏部⑦・両足首部①・両膝部②・後頭部③各5分間照射。⑦①②は集光器使用せず、③は1号集光器使用。
◆治療の経過
1日1回の光線治療を自宅で開始した。光線照射は大変気持ちよく、徐々に関節の動きがよくなってきた。
治療2週間後からは、両足裏部⑦・両足首部①・両膝部②を各10分間の照射にして、さらに両手首部(1号集光器使用)各10分間の照射を追加した。
治療3ヵ月後には関節痛が消退し、ステロイド薬は5mg/日に減量された、治療4ヵ月後、関節の腫れも引いたので、ステロイド薬は中止となった。
治療1年後の現在、足裏の温度は光線治療前の23~24℃から28℃に上昇して、血行が良好となり、確実に冷えは改善している。握力はわずか3kgから13kgまで増加した。血糖値は130mg/dl前後で安定している。関節リウマチのほうは、ステロイド薬なしのままで症状は安定している。
(財)光線研究所「可視総合光線療法・治療報告と症例集」黒田一明著