痛みで歩行不能だったリウマチが改善
【治験症例 8】
関節リウマチ
◆症状の経過
54歳ごろより関節リウマチで、肘・手首・手指が変形し、握力がほとんどなかった。また、両膝の腫れや痛みが強く、歩行不能な状態であった。
病院の治療で、ステロイド剤を長年使用していた。さらに65歳のとき、胃ガンが発見されたので、胃を3分の2切除した。術後は極端に食事量が減ってしまい、それと同時に体力も低下した。
関節リウマチの症状軽減と胃ガン術後の経過をよくするために、友人の紹介で当付属診療所(光線研究所付属診療所)を受診した。
◆光線治療
3001-4008番の治療用カーボンを使用し、両足裏部⑦10分間、・両足首部①・両膝部②・腰部⑥・左右手指部各5分間照射。⑦①②⑥は集光器使用せず、左右手指部は1号集光器使用。
◆治療の経過
自宅で治療を毎日行った。膝の腫れや痛みが減って、立ち座りが楽になり、1年後には杖を使えば歩行も可能になった。
その半年後には、手指の痛みも減り、しだいに握力も増えてきた。右握力2kgから9kgに、左握力4kgから11kgに、それぞれ改善した。
光線治療を開始してから、食事量も徐々に増え、体力もついてきた。胃ガン術後5年の病院検査では、まったく問題がなかった。
光線治療開始後2年目から2年間、当所(光線研究所付属診療所)で半年ごとに骨量を測定している(81%→81%→82%→82%)が、骨量の低下は見られず、関節リウマチの症状も安定している。
(財)光線研究所「可視総合光線療法・治療報告と症例集」黒田一明著