つらい関節リウマチが改善
【治験症例 6】
関節リウマチ
63歳・女性・主婦/156cm・体重55kg
◆症状の経過
もともと冷え症や月経不順などがあった。20歳ごろから膝痛や足首痛、また手のこわばりが起こってきた。病院の検査では、関節リウマチと診断され、すぐ投薬による治療を始めた。しかし、症状の改善ははかばかしくなく、膝や足首の痛みは強くなり、ときには激痛が走り、満足に歩行もできなくなっていた。
手首の痛みやこわばりも強くなり、物を持つことも、指先での作業もほとんどできなくなってしまった。つらい症状やリウマチの進行についての不安など、将来の生活への不安は募るばかりで、とても強く悩んでいた。
20歳のとき、学校の先生に光線治療を紹介され、早速光線治療器を求めて、自宅での治療を始めた。
◆光線治療
3001-4008番の治療用カーボンを使用し、両足裏部⑦・両足首部①・両膝部②・両手首部・両手指部各5~10分間照射、⑦①②は集光器使用せず、両手首部・両手指部は1号集光器使用。
◆治療経過
光線治療開始当初、手指の状態は治療器のツマミもまわせないほどで、家族に治療を手伝ってもらった。
治療1年後には、手指の痛み・こわばりがやわらぎ、自分で治療器のツマミをまわし、光線治療ができるようになった。膝や足首の痛みも徐々にやわらぎ、治療2年後には激痛が起こることはまったくなくなった。
治療4~5年後には、病院での血液検査を受けても炎症反応は少なく、痛みもわずかとなり、生活にはとくに支障なくすごせるようになった。25歳のときに大企業に就職したが、リウマチ症状もあまり起こらず、無事に55歳まで働くことができた。
しかし、今年の秋には左膝の関節の破壊が限界まで進み、人工関節にする手術を受けることになった。術後の経過はよく、手術を担当した医師からは、「この膝がここまでよく耐えられた。手指の変形が非常に少ない」と驚かれた。光線治療はその後の症状安定のために、いまも継続している。
◆コメント
本治験例は、44年間という長期間にわたる光線治療によって、関節リウマチの症状や進行が抑えられきたと考えられる。日常生活、社会生活も支障なく送ってきたという面から、大変すばらしい治験例である。
(財)光線研究所「可視総合光線療法・治療報告と症例集」黒田一明著