歩行がつらく、正座ができなかった膝痛が改善

 東京都/69歳・女性・主婦

 母と姉の病気の介護で無理をしたのが原因だと思います。約半年前から右膝が痛み始め、その後正座ができなくなって、趣味の茶道もできずに困っていました。

 徐々に歩行もつらくなってきたため、病院で検査を受けたところ、右膝の変形という診断で痛み止めと湿布を処方されました。湿布は数日使ううちに、からだの数カ所にカブレが出てきました。鮫エキスの軟膏もやはりカブレが出たため、中止しました。 

 歩行は杖を使い短距離なら大丈夫ですが、坂道や階段の下りがつらく、手すりがないと降りられません。元来の不眠症の上、膝の痛みで夜間に何度も目が覚め、常に寝不足で体調もすぐれませんでした。

 私は、約10年前から光線治療器を糖尿病の血糖値を下げたり、便秘を解消するために使用していましたが、ここしばらくは使っていませんでした。今回の膝の痛みにも光線療法が効くのではないかと思い、貴付属診療所(光線研究所付属診療所)を受診し、次のような照射の指導を受けました。

 治療用カーボンは3001-4008番を使用し、両足裏部⑦・両膝部②を各10分間、腹部⑤・腰部⑥・後頭部③を各5分間、右膝部を10~20分間照射。⑦②⑤⑥以上集光器使用せず、③・右膝部1号集光器使用。

 貴所(光線研究所付属診療所)では4台の治療器を使うので大変気持ちがよく、週1回は通院して、そのほかは自宅で照射を行いました。照射2週間後、右膝の痛みが少しずつ軽減し、平らな道なら多少長く歩けるようになりました。階段は手すりにつかまりながらも、以前よりは降りやすくなりました。いつも痛い痛いとヒステリー状態でしたが、それもだんだん嘆かなくなりました。

 照射1ヵ月後、階段や坂道の下りはまだつらいし、立ったり座ったりで少し痛みがありましたが、平らな坂道では杖なしで2000歩くらいは歩けるようになりました。

 照射2ヵ月後、右膝の夜間痛がなくなり、よく眠れるようになり、気分爽快で何だか若返ったような気がしました。これまで億劫だった掃除をする気になりました。

 照射3ヵ月後、杖なしで何時間でも歩けるようになりました。そして、階段の下りでも手すりを使わなくてもよくなり、立ち座りによる膝痛もなくなり、茶道も楽しく再開しています。膝痛は光線療法だけで、「ほぼ完治した」と言えるほどの回復をみました。

(財)光線研究所「可視総合光線療法・治療報告と症例集」黒田一明著

馬込沢うえだ鍼灸院

kiichiro2
  • 船橋市馬込沢で鍼灸院・光線療法院をやってます。
    慢性疾患をよくするためには、
    自己のもつ治癒力を高めることが非常に重要です。
    このブログでは主に光線療法について、
    日光を浴びることの重要性について綴っていきます。

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