筋力低下による腰痛が完治
【治験症例 8】
腰痛
50歳・女性・自営業/身長158cm・体重44kg
◆症状の経過
49歳時、起床時に腰痛を感じ始めた。整形外科の検査では異常がなく、筋力低下による腰痛と診断された。できるだけからだを動かすように言われていたが、家業の経理事務に追われて運動する機会もなく、毎日腰に湿布を貼り、痛みを紛らわしていた。
もともと胃下垂で、冷え症であったが、さらに下半身の冷えがひどくなり、腰痛もしだいに強くなり、靴下を履くのもつらくなってきた。
友人の紹介で当付属診療所(光線研究所付属診療所)を受診した。
◆光線治療
治療用カーボンは3001-4008番を使用し、両足裏部⑦・腰部⑥・腰上部各10分間、両膝部②・腹部⑤・背正中部㉘・後頭部③各5分間照射。⑦⑥②⑤以上1号集光器使用せず、腰上部・㉘③以上1号集光器使用。
◆治療の経過
自宅で光線治療を毎日行った。治療開始1ヵ月には、冷えが改善し易疲労感(つかれやすさ)がとれ、就寝時も熟睡可能になってきた。腰痛も起床時のみとなった。
3ヵ月後には食欲も出て、腰痛は疲労時のみと鈍痛を感じる程度に改善した。6ヵ月後に腰痛は完治し、体調は良好になった。それ以降8年目の現在に至るまで、腰痛の再発はない。
足裏温の変化は、当所(光線研究所付属診療所)初診時33.1℃、1ヵ月後33.5℃、3ヵ月後35.0℃、6ヵ月後35.6℃、1年後35.5℃、8年後35.6℃と上昇し、現在も安定している。
(財)光線研究所「可視総合光線療法・治療報告と症例集」黒田一明著