光線療法のおかげで、ひどい腱鞘炎が改善した

 神奈川県/58歳・女性・主婦

 私は、58歳を迎えた女性です。半年ほど前から、右手首に痛みを覚えるようになりました。体重を落としたくて始めた清掃のパートの仕事で、重いモップを持つことが原因ではないかと思います。

 仕事を始めて1ヵ月ほどすぎたころ、右手首に痛みを感じるようになりましたが、そのまま半年間仕事を続けました。痛みがしだいに強くなり、終日痛みが続き、夜間に目が覚めるほどの痛みになりました。

 病院で診てもらったところ、「右手首の腱鞘炎です。状態が悪いので、患部へステロイド注射を行いますが、手術が必要になるかもしれません」と言われました。しかしステロイドの副作用や手術には恐怖感があり、しばらく安静にして様子を見たいと注射を断りました。

 仕事の日数と時間を減らしたのにもかかわらず、右手首だけでなく右手の指や右肘にも痛みが現れました。指は痛みとしびれがあり、物がつかみにくく、左手首にも少し痛みが出てきました。右手首の炎症は、傍目にも腫れがわかるほどひどくなり、いよいよステロイド薬の局所注射を行うより仕方ないかと悩んでいました。

 こんなとき、久しぶりにあった友人から光線療法のすばらしさを聞き、早速、友人からもらった地図を頼りに貴付属診療所(光線研究所付属診療所)を受診し、次のような支持を受けました。

 治療用カーボンは3001-4008番を使用し、両足裏部・両膝部・腰部は集光器使用せず、右手首裏表・後頭部・右後肘部・右肩部・頚椎下部・肩甲骨間部は1号集光器使用。右手首裏表を各15分間、両足裏部・頚椎下部各10分間、ほかは各5分間の照射でした。

 貴所(光線研究所付属診療所)で照射を受けた帰り道、右手首の痛みが以前より強くなり、光線療法が合わないのかと思いましたが、夕方になると徐々に痛みが引きました。友人と貴所(光線研究所付属診療所)先生の言葉を信じ、自宅照射を始めました。

 光線照射1週間後、右手首痛はずいぶん症状が軽くなり、腫れも少し引いてきました。照射2週間後、右手首、右手指、右肘の痛みもさらに軽くなり、右手首の腫れがとれて、左右の差がなくなるくらいよくなりました。また、右の手指のしびれも気にならなくなりました。強い痛みもなくなり、夜もよく眠れるようになりました。

 照射1ヵ月後、約1年間もつらかった腱鞘炎が改善し、手首が楽に動くようになりました。両手の握力もつき、光線照射よりも強く握れるようになりました。治療2ヵ月後、重いものを持つと右手首に多少痛みを感じますが、もう満点に近い回復ぶりと思っております。

 パート仕事で体重を目標の5~6kg減量できたので、腱鞘炎を再発させないために、パートの仕事を辞めることにしました。貴所(光線研究所付属診療所)でときどき測定していただいた握力は、治療当初は右が5kg、左が16kgでしたが、照射2ヵ月後の現在では右が24kg、左が22kgと、ずいぶん増えております。大変な痛みでつらかった腱鞘炎を治してくださった貴所(光線研究所付属診療所)の先生と、光線療法を教えてくれた友人に感謝の気持ちでいっぱいです。

(財)光線研究所「可視総合光線療法・治療報告と症例集」黒田一明著

馬込沢うえだ鍼灸院

kiichiro2
  • 船橋市馬込沢で鍼灸院・光線療法院をやってます。
    慢性疾患をよくするためには、
    自己のもつ治癒力を高めることが非常に重要です。
    このブログでは主に光線療法について、
    日光を浴びることの重要性について綴っていきます。

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