牽引と電気治療で治らなかった頚痛が改善
【治験症例 5】
頚椎椎間板ヘルニア・便秘
42歳・女性・主婦/身長160cm・体重65kg
◆症状の経過
41歳時、頚痛、左腕のしびれがあり、整形外科で頚椎椎間板ヘルニア(頚椎5~6番)と診断された。牽引治療と電気治療により1ヵ月前後でよくなった。
1年後再発し、前回同様の治療受けたが症状の改善がなく、希望があれば手術と言われた。知人に光線治療器を借りて1週間治療して頚の痛みが楽になったので、本格的に光線治療を受けるために当付属診療所(光線研究所付属診療所)を受診した。
◆光線治療
3001-400番の治療用カーボンを使用し、両足裏部・肩甲骨間部・後頭部・首すじ部(真横から照射)各10分間、両膝部・腹部・腰部各5分間照射。両足裏部・両膝部・腹部・腰部は集光器使用せず、 肩甲骨間部・後頭部・首すじ部 は1号集光器使用。
◆治療の経過
初診時、当初での治療1回で、頚部周囲と背中の痛みが嘘のように消えていることを帰宅後に気づき、驚いた。また、左腕や手指のしびれも軽くなっていたので、うれしくなり、毎日自宅で光線治療を行った。
治療1ヵ月で痛みやしびれはなくなったが、まだ頚の後屈時に痛みや抵抗があった。治療半年後、頚を前後に動かすときの痛みはほぼなくなってきた。頚椎のMRI検査で手術と言われた症状が楽になり、光線治療に感謝している。現在は頚椎椎間板ヘルニアの予防と便秘の光線治療を受けている。
◆コメント
頚椎椎間板ヘルニアは、頚、肩、腕、手指に痛みが出たり、しびれや手指の動きが悪くなる症状が出てくる。最悪の場合には、歩行障害、排尿障害のような症状も見られ、手術が必要なこともある。手術には当然合併症を起こす可能性もあり、手術すべきか悩むことがある。
本治験例は、手術を勧められるほどの病状であったが、当所(光線研究所付属診療所)での1回の治療(治療器4台使用)著明な症状の改善が見られた。この効果に改善の確信をもって治療を続け、治療半年で痛みなどの症状は完治した。
●血圧(mmHg)
116/64(初診時)→ 112/62(1ヵ月後)→ 108/58(半年後)
●足裏温(℃)
右:30.1(初診時)→ 32.0(1ヵ月後)→ 33.0(半年後)
左:29.8(初診時)→ 31.8(1ヵ月後)→ 33.1(半年後)
(財)光線研究所「可視総合光線療法・治療報告と症例集」黒田一明著