頚部脊柱管狭窄症の諸症状が軽くなった

 東京都/78歳・男性・歯科医師

 昨年の秋、椅子に乗り、高い所の物をとろうとして背中から転落しました。その後、左右手指のしびれと痛みや両腕全体に強い冷え感が出て、手の全指の感覚も鈍くなりました。翌年の夏になっても、冷たいものにふれると、腕全体の痛みとしびれ感が強くなるため、外出時は手袋が必要でした。手に力が入らなくなり歯科医の仕事がむずかしくなり、しばらく婿にまかせることにしました。

 日ごと症状が悪化して、足のふらつき感も強くなり、外出時に杖が必要になってしまいました。夜間は寝返りの時、痛みで目が覚めました。病院でくわしく検査をしたところ、頚椎4~5番が狭窄しており、頚部脊柱管狭窄症と診断されました。リハビリを3ヵ月間続け、指の痛みは緩和しましたが、しびれや指の感覚の鈍さ、両腕全体の冷え感はとれませんでした。

 しびれや冷え感をやわらげ、待っている患者のために、少しでも早く歯科の仕事に復帰したいと思っていたところ、久しぶりにあった友人の医師から、貴診療所(光線研究所付属診療所)へ相談に行くように勧められ、早速貴診 (光線研究所付属診療所) を受診しました。

 治療用カーボンは3002-4008番を使用し、両足裏部・両足首部・左右上腕部・左右前腕部・頚椎下部・後頭部を各10分間、両膝部・腰部・腹部・左右手甲部を各5分間照射。 両足裏部・両足首部 ・両膝部・腰部・腹部 ・左右上腕部・左右手甲部は集光器使用せず、左右手甲部・頚椎下部・後頭部は1号集光器を使用。4台の治療器で、約40分照射を受けました。

 何とか杖を使えば歩ける状態だったので、貴所 (光線研究所付属診療所) に週2~3回通院することにしました。照射開始5回目、両手指のしびれが少しよくなり、動かしやすくなりました。まだ杖は離せませんでしたが、足のふらつき感が減り、貴所(光線研究所付属診療所)最寄り駅の東新宿より徒歩4分間の距離を、途中10回も休みながら通っていたのが、2~3回の休みに減りました。

 照射15回目、両手指のしびれ、感覚の鈍さが随分軽減し、物がつかみやすくなりました。手指の冷え感がまだあり、手袋は離せませんでした。東新宿駅から一度も休まずに、通院することが可能になりました。

 照射20回目、手のしびれ感、感覚の鈍さはだいぶ回復しましたが、冷え感は少し残っていました。脚力がついて、足のふらつきが解消し、杖なしで歩けるようになりました。このころには、夜間の寝返りによる痛みもなくなりました。

 照射30回目、腕のしびれや痛みなどの諸症状がすっかりとれ、小銭や紙幣がつかみやすくなりました。最後まで改善しなかった冷え感もようやくとれ、外出時の手袋がいらなくなりました。いつの間にか杖なしでも30分以上休まず歩けるようになり、東新宿駅より 貴所 (光線研究所付属診療所) まで4~5分で行けるようになりました。

・血圧(mmHg)

:152/74(5回目)→ 145/75(20回目)→ 136/67(30回目)

・足裏温(℃)

右:25.9(5回目)→ 30.5(20回目)→ 33.6(30回目)

左:26.2( 5回目)→ 30.4(20回目)→ 33.2(30回目)

(財)光線研究所「可視総合光線療法・治療報告と症例集」黒田一明著

馬込沢うえだ鍼灸院

kiichiro2
  • 船橋市馬込沢で鍼灸院・光線療法院をやってます。
    慢性疾患をよくするためには、
    自己のもつ治癒力を高めることが非常に重要です。
    このブログでは主に光線療法について、
    日光を浴びることの重要性について綴っていきます。

整形外科系治療報告頚部の痛み・しびれ