糖尿病性網膜症が改善し、視力も回復した

 山梨県/78歳・男性・無職

 糖尿病を患って40年ほどになります。当初は漢方薬と血糖降下剤で血糖値はやや高めでしたが、コントロールされていました。しかし、10年くらい前に急に空腹時血糖値が289mg/㎗(基準値100mg/㎗未満)、HbA1cが8.7%(基準値6.0%未満)と急上昇。クレアチニンが1.0mg/㎗、尿酸値が6.3mg/㎗と、糖尿病合併症の兆候も出てきました。

 長年、光線治療は何かあると使っていましたが、糖尿病では使っていませんでした。あわてて指導書の糖尿病の頁を見て、5002-5002番の治療用カーボンで、両足裏部⑦・両足首部①・両膝部②・背正中部㉘、後頭部③の照射始めました。

 すると、半年ほどで、空腹時血糖値が137mg/㎗、HbA1cが7.4%、クレアチニンが0.9mg/㎗、尿酸値が5.3mg/㎗に下がり、その後も徐々に数値が改善され、とくに合併症もなく過ごしていました。

 ところが、3年前に検査で、糖尿病性網膜症と診断され、自覚症状はありませんでしたが、出血予防の点眼薬えお処方されました。しかし、今年の3月ごろから、テレビの字幕や顔などが見づらく、車の運転のときには遠くの信号が見えないなどの症状が出てきました。眼科では、糖尿病性網膜症が進行しており、視力の回復は難しいことで、進行を抑えるため、レーザー治療を受けました。

 また貴付属診療所(光線研究所付属診療所)にも相談して、糖尿病性網膜症の光線治療に専念することにして、自宅での処方をいただきました。

 4月から、自宅で眼の光線治療を始めて、毎日治療を続けました。すると、7月に入ったころには、テレビの字幕や人の顔も、また信号機や遠くの景色もハッキリ見えるようになりました。 

 眼科の診察でも、「網膜症は改善している」と驚かれました。

◆光線治療

治療用カーボン:3001-5000番。

照射部位・時間:両足裏部⑦を10分間照射、両膝部②・肝臓部㉗・背正中㉘・後頭部③・眼・鼻部⑯・左右こめかみ部㊱㊲を各5分間照射。⑦②は集光器使用せず、㉘③⑯は1号集光器使用、㉗㊱㊲は2号集光器使用。

(財)光線研究所「可視総合光線療法・実践治療 報告集」黒田一明監修

kiichiro2
  • 船橋市馬込沢で鍼灸院・光線療法院をやってます。
    慢性疾患をよくするためには、
    自己のもつ治癒力を高めることが非常に重要です。
    このブログでは主に光線療法について、
    日光を浴びることの重要性について綴っていきます。

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