眼底出血後の全身の不調が改善した

 千葉県/67歳・女性・主婦(身長156cm・53kg)

 60歳のとき、左眼の中央が急にゆがんで見えるようになり、黄斑円孔(網膜の中心部にある黄斑部に穴があく病気)と診断され、硝子体に気体を注入する手術を受けました。術後1週間はうつぶせで過ごし、普通に見えるまで1年間かかりました。医師には再発することはないだろうと言われました。ところが、昨年暮れ、急に黒い筋やかたまりが見えるようになり、眼科を再診しました。

 今度は、網膜中心静脈閉塞症による眼底出血と診断され、手術はできないので、止血剤で経過を見ることになりました。この病気は脳梗塞になる確率が高いので注意するように言われました。ショックで精神状態で不安定になりました。精神安定剤を服用しましたが、体調の悪さは変わりません。

 そんな折、親友が光線治療を勧めてくれました。彼女は20年来の光線治療愛好家で、彼女の家で治療用カーボン3002-5000番の組み合わせで、両足裏部⑦・両足首部①・両膝部②を各10分間、後頭部③・眼・鼻部⑯を各5分間、光線照射をしてもらいました。合計5回照射してもらったところ、夏でも靴下をはかないと冷たかった足が温かくなり、ふるえがなくなりました。

 それでも不安感がなくならず、貴付属診療所(光線研究所付属診療所)を受診して、光線治療法を教えていただきました。自宅で毎日照射続け、1カ月後には安定剤なしで朝まで熟睡できるようになりました。

 ところが、左脇腹にときどき痛みが出るようになり、検査を受けても原因がわからずまた不安になりました。すぐに貴所(光線研究所付属診療所)に問い合わせ、患部(左脇腹)を1号集光器使用を使い追加照射をするように指示をいただきました。患部を照射したところ、そのときは痛みがなくなりますが、また翌日になると痛みが出る、そんなことを繰り返していました。

 しかし、2カ月後にはその痛みがなくなり、同時に眼精疲労も感じにくくなり、見えやすくなりました。眼科の検査でも「出血部は完全に吸収されて、新たな出血もなく治っている」と診断されました。本当にありがとうございました。

◆光線治療

治療用カーボン:3001-4008番。

照射部位・時間:両足裏部⑦・両足首部①・両膝部②を各10分間照射、腹部⑤・腰部⑥・後頭部③・眼・鼻部⑯を各5分間照射、左脇腹に10分間追加照射。⑦①②⑤⑥は集光器使用せず、③⑯・左脇は1号集光器使用。

(財)光線研究所「可視総合光線療法・実践治療 報告集」黒田一明監修

kiichiro2
  • 船橋市馬込沢で鍼灸院・光線療法院をやってます。
    慢性疾患をよくするためには、
    自己のもつ治癒力を高めることが非常に重要です。
    このブログでは主に光線療法について、
    日光を浴びることの重要性について綴っていきます。

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