前立腺肥大による排尿困難が改善した

 千葉県/71歳・男性・無職

 50歳のころからトイレが近く、外出時にはいつも頭の片隅にトイレのことがありました。

 60歳のときに、突然尿閉(自力で排尿できない状態)になり、救急車で入院しました。このとき、前立腺の一部を削る手術を受けました。 

 その後は、排尿スムーズになり、頻尿も改善していましたが、昨年1月の朝、突然血尿が出ました。そのためかどうかわかりませんが、その日の夜、10年ぶりで尿閉になりました。  

 病院でも血尿の原因は不明でしたが、血液検査でPSA値(前立腺ガンの腫瘍マーカー:70歳以上の基準値は4.0ng/㎖以下)が50ng/㎖だったので薬を服用して経過観察することになりました。

 半年あまりで、PSA値は10ng/㎖まで下がりましたが、排尿の勢いはなく、残尿感もあったので、病院で温熱療法を受けました。その後は、また少し排尿の調子がよくなりました。

 その後の検査でPSA値が17ng/㎖に上昇し、生検を勧められました。その話を聞いてから、精神的な影響もあると思いますが、また尿の出が悪くなりました。 

 行きつけの鍼灸師に光線療法を勧められ、貴付属診療所(光線研究所付属診療所)を紹介されました。早速、貴所を受診し、治療器を求めて、自宅で毎日照射しました。

 1ヵ月後の検査ではPSA値は16ng/㎖と若干低下しました。排尿の勢いも日中の頻尿も改善し、夜間尿も1回になりました。晩酌を缶ビール1本に減らしたことも、よかったかもしれません。

 2ヵ月後には、排尿時の違和感は全くなくなり、スムーズに排尿できるようになりました。排尿までの時間も短くなりました。エコー検査でも、残尿はほとんどないと診断されました。

 これまで、毎年秋以降の気温が下がってくる時期には、足が冷えてつらく感じることが多かったのですが、光線照射を始めてからは一日中足が温かく、下半身のだるさもなくなり、体調も非常によくなってきました。

 光線照射の継続で、PSA値もさらに下がると期待して、しっかり光線照射を続けていきます。

◆光線治療

治療用カーボン:1000-3002番。

照射部位・時間:前立腺部㉖を20分間照射、両足裏部⑦を10分間照射、両膝部②・腰部⑥を各5分間照射。⑦②6は集光器使用せず、㉓㉔③は1号集光器使用、㉖は2号集光器使用。

(財)光線研究所「可視総合光線療法・実践治療 報告集」黒田一明監修

kiichiro2
  • 船橋市馬込沢で鍼灸院・光線療法院をやってます。
    慢性疾患をよくするためには、
    自己のもつ治癒力を高めることが非常に重要です。
    このブログでは主に光線療法について、
    日光を浴びることの重要性について綴っていきます。

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