間質性肺炎が回復し、経過がよい

 広島県/84歳・男性・無職

 光線治療は長年愛用させていただいて、孫までもお世話になっており、わが家にはなくてはならないものになっております。

 これまで元気で暮らしていましたが、5年前に健康診断で前立腺ガンが見つかり、大変ショックを受けました。幸い初期のガンで、その後ホルモン治療を続け、光線治療も併用することで、ガンの進行が抑えらえ、経過よく過ごしていました。

 ところが、3年前の春、今度は健康診断で間質性肺炎(肺の中の空気が入る小袋である肺胞と肺胞の間にある薄い壁=間質に起こる炎症)と診断されました。大学病院で、CTなど精密検査を何度も受けました。主治医から「この病気は原因がわからないし、いまの段階では治療方法はありません」と言われて驚きました。

 ときどき空咳は出ましたが、からだは元気で普通に生活していました。初めて聞く病名で、光線治療の指導書にも治療方法が載っていません。とりあえず体力をつけようと、自己流で光線治療を行いましたが、貴付属診療所(光線研究所付属診療所)にも相談して、前立腺ガンの治療と合わせて、ご指導いただきました。

 アドバイス通り、毎日光線治療を続けました。間質性肺炎のほうは、レントゲンやCT検査で定期的に経過を見ていました。

 光線治療を開始して1年後には、ときどきは咳は出るものの、初めのころより肺の影が少し薄くなったようでした。2年後にも進行はなく、経過がよいので、1年に1回の検査でよくなりました。

 現在、光線治療3年目に入りましたが、さらに肺の影が薄くなって回復しているようです。前立腺ガンも、多少PSA(前立腺ガンの腫瘍マーカー)の数値の上下はありますが、現在のところ落ち着いています。

 「いまの段階では、有効な治療法がない」と言われた間質性肺炎ですが、光線治療で回復してきて、本当に助かっています。この調子で光線治療を続けて、元気に過ごしたいと思います。

◆光線治療(前立腺ガン術後)

治療用カーボン:1000-4008番。

照射部位・時間:両足裏部⑦・前立腺(会陰部)部㉖を各10分間照射、両膝部②・腹部⑤・腰部⑥を各5分間照射。⑦②⑤⑥は集光器使用せず、㉖は2号集光器使用。

◆光線治療(間質性肺炎)

治療用カーボン:1000-5000番。

照射部位・時間:両足裏部⑦・胸骨部㉛・肩甲骨間部⑫を各10分間照射、両足首部①・両膝部②・左右咽喉部④を各5分間照射。⑦①②は集光器使用せず、㉛⑫は1号集光器使用、④は2号集光器使用。

(財)光線研究所「可視総合光線療法・実践治療 報告集」黒田一明監修

kiichiro2
  • 船橋市馬込沢で鍼灸院・光線療法院をやってます。
    慢性疾患をよくするためには、
    自己のもつ治癒力を高めることが非常に重要です。
    このブログでは主に光線療法について、
    日光を浴びることの重要性について綴っていきます。

呼吸器の病気治療報告肺ガン・間質性肺炎・非結核性肺抗酸菌症・その他呼吸器の病気