膝関節の特発性骨壊死が光線で治った

 東京都/58歳・男性・会社員

 5年ほど前、左膝の内側に痛みを感じ、整形外科を受診しました。レントゲン検査ではとくに異常はなく、

「靭帯の炎症ではないか」と言われ、湿布と消炎鎮痛剤を処方されました。1ヵ月ほど経っても、一向に痛みがとれません。そこで、大学病院でMRI検査を受けたところ、特発性膝骨壊死の疑いがあると言われたので、大変驚きました。

 その原因は不明で、大腿骨の膝側が壊死する病気で、進行すると骨が崩れて、人工関節の手術しかないということでした。軽いものなら自然に治る場合もるようですが、MRIの画像には膝の内側の部分がだいぶ白っぽく写っており、はたして治るのかとても不安でした。

 大学病院ではとくに治療はされず、「膝にサポーターを巻き、松葉杖を使って、膝に負担をかけないように」という注意だけでした。このままずっと松葉杖で歩くのはとても不便ですし、進行して人工関節になるのも嫌でした。よい治療法がないかと困っていたとき、友人に光線療法を勧められて、貴付属診療所(光線研究所付属診療所)を受診しました。

 貴所の先生に、「光線治療で膝の骨壊死の進行が抑えられたり、改善している例はあります」とうかがいました。そこで、自宅用に治療器を求め、光線治療のやり方をご指導いただきました。

 1ヵ月間自宅での光線治療をすると、膝全体に重い感じは残るものの、歩くときの膝の痛みはなくなりましたが、病院での検査で骨壊死の変化はなく、毎日光線治療を続けました。

 4ヵ月間、しっかり光線治療を行ってから、再び病院の検査を受けに行きました。すると、膝の骨が白く写っていた部位が、透明になっており、骨壊死が治っていました。本当にうれしくなりました。

 あれから5年経ちましたが、再発もなく、膝の調子は良好です。膝の骨壊死を光線治療で治すことができ、本当にありがたく思っています。

◆光線治療

治療用カーボン:3001-4008番。1ヵ月後から1000-3001番。

照射部位・時間:両足裏部⑦・両膝部②を各10分間照射、両膝裏部を各5分間照射、さらに左膝内側部(患部)を10分間照射。⑦②・両膝裏部は集光器使用せず、左膝内側部は1号集光器使用。

(財)光線研究所「可視総合光線療法・実践治療 報告集」黒田一明監修

 

kiichiro2
  • 船橋市馬込沢で鍼灸院・光線療法院をやってます。
    慢性疾患をよくするためには、
    自己のもつ治癒力を高めることが非常に重要です。
    このブログでは主に光線療法について、
    日光を浴びることの重要性について綴っていきます。

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