帯状疱疹 2
【治験例 2】
■帯状疱疹
◆75歳/女性
◆症状の経過:風邪で20回も下痢をし、体が弱っていたところ左腰から大腿部にかけて坐骨神経痛様の痛みが出て、続いて疱疹ができ帯状疱疹と診断された。
◆光線治療:3001-3002番の治療用カーボンを使用し、両足裏部、両膝部、腰部各5分間、患部である左腰と左大腿部をやや遠めより10分間照射。
◆治療経過:自宅で治療を行った。治療1ヵ月間で皮膚症状は改善し安静時はあまり痛まなくなった。しかし帯状疱疹後神経痛が残り、歩行時の痛みはとれなかったので、治療用カーボン3001-4008番で1日2回の治療に変更した。4ヵ月後には歩行時の痛みもなくなった。
【治験例 3】
■帯状疱疹
◆68歳/女性
◆症状の経過:65歳頃から変形性膝関節症や骨粗鬆症による腰痛があり、整形外科で治療していた。嫁とのトラブルなど家庭内ストレスから、右臀部から背中にかけて帯状に赤い疱疹ができた。じっとしていても痛み、眠れない日が続いた。神経ブロック療法を受けたが治らず光線研究所付属診療所を受診した。
◆光線治療:4001-4002番の治療用カーボンを使用し、両足裏部、両膝部、腰部各5分間、右腹部、右背中下部(以上、1号集光器使用)各10分間照射。
◆治療経過:自宅で光線治療を行った。1ヵ月ほどたった頃から痛みが和らぎ眠れるようになった。疱疹の破れた痕もきれいになってきた。
(財)光線研究所「可視総合光線療法・理論と治験」黒田一明著