腎のう胞が大きくならず、腎機能も正常
山形県/81歳・女性・主婦
現在81歳ですが、40歳代のころから頭の湿疹で悩んでいました。当時は皮膚科で受けたステロイド剤の効果で、湿疹のかゆみは治まっていました。
しかし、長期間のステロイド剤は使用は副作用が心配で、4年前ほどでステロイド剤を中心しました。その後、数年肝徐々にかゆみが強くなり、困っていた58歳のときに、光線治療と出会いました。
光線治療を4年間継続したところ、かゆみが治まり、皮膚もきれいになって、とても驚きました。今回は、腎のう胞(腎臓にできる球状の袋で、中に液体が溜まっている)に対する光線治療が効果的だったと思われるので、それを報告します。
75歳の健康診断で、左腎臓に8.8mm、右の腎臓に10mmの腎のう胞があると指摘されました。とくに症状もなく、腎臓機能も低下しないため、経過観察になりました。「腎のう胞は50歳以上の1~2割に見られ、症状がないことが多く、心配はいりません」と言われましたが、少し不安はありました。
このとき、ちょうど数年来の慢性腰痛が強く、とくに朝起きるとの痛みがつらかったので、腎のう胞と腰痛の治療法を指導していただこうと、貴付属診療所(光線研究所付属診療所)を受診しました。
そして寒い日などは休むときもありましたが、ほぼ毎日、自宅で光線治療を続けました。
昨年、80歳の健康診断では、腎のう胞は左右とも大きくなっておらず、腎臓機能も正常でした。
病院の先生からは、「今後も問題はないと思います。気になれば検査をしますが、次回の検査は5年後で結構ですよ」と言われました。この結果を聞いてとてもうれしくなり、光線治療の効果を改めて実感しました。
腰痛のほうはまだ痛みがありますが、光線治療をしあとは痛みがやわらぐ感じがします。80歳を超えた今でも、毎日5000~6000歩、歩けるからだを維持できており、大変感謝しております。
◆光線治療
治療用カーボン:3001-4008番。
照射部位・時間:両足裏部⑦を10分間照射、腰部⑥を20分間照射。両膝部②・腹部⑤・後頭部③を各5分間照射。⑦
⑥②⑤は集光器使用せず、③は1号集光器使用。
(財)光線研究所「可視総合光線療法・実践治療 報告集」黒田一明監修