肝硬変の腹水が減って、体調も安定した
山口県/83歳・男性・無職(報告者・妻)
光線治療のお世話になって、もう35年が経ちます。お陰さまで、その間、夫婦ともに大いに利用させていただき、痛いところもなく、ずっと医者いらずのままで過ごさせていただきました。
現在、夫は肝硬変が悪いと言われたときには、とても驚きました。しかし、現在では使用が禁止されている農薬を、終戦後にしばらくの間、散布したためではないかと言われました。
今にして思えば、80歳を過ぎたころにだるさを訴えるようになり、食欲も落ちて、横になる時間が長くなりました。そのころから肝硬変が始まっていたようです。
2年前から入退院を繰り返していましたが、腹水がたまり、足もむくんで、ほとんど歩けない状態でした。
82歳の誕生日には、主治医からもうあまり長くないので、家に連れ帰ったほうがよいと言われました。
そこで、退院して自宅で光線治療を始めました。すると光線治療を始めて4日目から、足のむくみが目に見えて減っていきました。1週間ほどで家の中を歩き回れるようになりました。
腹水のほうは、1ヵ月の光線療法で、お腹回りがひと回り小さくなるくらいによくなりました。食事のほうも量は多くはありませんが、普通にとれるようになりました。日中も起きていられる時間が徐々に長くなっていきました。
先日、無事に83歳の誕生日を迎えました。昨年の誕生日には、あと1ヵ月は持たないだろうといわれていたのが嘘のようです。現在では、腹水も減って、お腹もほとんど膨れていません。
ただ、最近は少し認知症が出てきたのか、時間があると光線治療を足裏に何回も当てるようになり、目が離せません。家族はみんなが「おじいちゃんも、ここまで生きられれば幸せだね。おばあちゃんのがんばりのお陰だね」と言ってくれます。
私はまだまだ長生きしてもらいたいし、長生きしてくれると思っております。何より光線治療を続けていれば大丈夫だと信じております。
光線治療がなければ、とっくに死んでいるはずです。光線治療に出会えたことに感謝の毎日です。
◆光線治療
治療用カーボン:1000-3001番。
照射部位・時間:両足裏部⑦・両足首部①・腓腹筋部㉙・両膝部②を各15分間照射。少し休んでから腹部⑤・腰部⑥を各10分間照射、肝臓部㉗・背正中部㉘を各15分間照射。⑦①㉙②⑤⑥は集光器使用せず、㉘は1号集光器使用、㉗は2号集光器使用。
(財)光線研究所「可視総合光線療法・実践治療 報告集」黒田一明監修