慢性気管支炎のつらい症状が軽減した
千葉県/82歳・男性・無職
55歳で損害保険会社を退職し、そのあとに損害保険代理店を始めました。仕事も順調で、体調も気になるところはありませんでしたが、64歳のとき、駅の階段で突然息苦しくなり倒れました。
救急車で運ばれ、心筋梗塞と診断されました。幸い軽症で、薬で経過を見ることになりました。医師から睡眠不足や過労が原因ではないかと指摘されました。2週間の治療で退院しましたが、少し動くと息切れするようになり、リハビリのためにカラオケを始めました。
その後は大きな不調もなく、70歳で損保代理店の仕事を辞め、以後は社交ダンスカラオケを楽しみながら過ごしていました。
ところが、10年くらい前に風邪をひいたあと、粘り気のある痰が出るようになりました。痰がたまるとしばらく咳込むようになり、鼻詰まり鼻水もおおくなりました。
耳鼻科でいろいろ薬を変えても効果がなく、しだいに食欲も低下して、6ヵ月で70kgから60kgまでやせてしまいました。体力も衰え、社交ダンスでは膝痛がひどく、思い通りにからだが動かなくなり、カラオケでは声が出しにくくなりました。
病院で慢性気管支炎と診断され、抗生物質をいくつか変えて、少し痰が減りました。
ここ2年間ですっかり体力が衰え、ゴルフに行っても、「元気がない」と言われていました。そんなとき、複数の友人から、「体力が低下したときには光線治療がすごくよい」と勧められ、貴付属診療所(光線研究所付属診療所)を受診しました。貴所では「からだが冷えて血行が悪くなっているため、粘膜がむくみやすく、鼻が詰まりやすいことに加えて、冷えで筋肉が硬くなり、呼吸が浅くなり、息切れしやすくなっている」と説明されました。
貴所で治療を受けた翌朝は、いつもより痰が少なくなっていました。睡眠も深くなり、久しぶりに夜トイレに起きることもありませんでした。それまで感じていた朝からのだるさがなくなり、光線治療を続けていけば「元気になれる」という気持ちになりました。
治療を始めて2週間で、鼻水がほとんど出なくなり、痰も少なくなりました。また、痰の切れもよくなり、呼吸がすっきりしてきました。
ただ、膝痛のほうはなかなか改善しませんでしたが、約1ヵ月後には、階段の下り以外では痛みを感じることがなくなりました。
自宅にも治療器を用意して、毎日光線治療を始めました。最初のうちは早く治りたい一心で、照射時間を延ばしたり、1日2回照射したりしましたが、貴所で「根気よく継続することが肝心」と繰り返しアドバイスを受けて、1日1回の照射を確実に続けることを最優先にしました。
治療6ヵ月には、痰も咳もほとんどなくなり、鼻水も季節の変わり目以外ではでなくなりました。
光線治療は生活の一部になっています。体重も64kgになり、体力不足を感じることはありません。光線治療を始める前より元気になっており、社交ダンス、カラオケ、ゴルフと、充実した毎日を送っています。
◆光線治療
治療用カーボン:5002-5002番。
照射部位・時間:両足裏部⑦・肩甲骨間部⑫を各10分間照射、両足首部①・両膝部②・左右咽喉部④を各5分間照射。⑦①②は集光器使用せず、⑫は1号集光器使用、④は2号集光器使用。
(財)光線研究所「可視総合光線療法・実践治療 報告集」黒田一明監修