大腿骨頭壊死でもほとんど痛まず歩ける
埼玉県/67歳・女性・主婦(150cm、43kg)
4年前の11月、自転車で買い物に出かけた帰りに、バランスを崩して転んで、右足のつけ根を骨折してしまいました。そのまま病院で手術を受け、骨折箇所を金具でつなぎました。2カ月入院して、退院後は通院でリハビリ治療を始めました。
もともと緑内障の持病があり、光線治療を使っていましたが、退院後はすぐに骨折した部分を中心に光線照射を始めました。そのためか、回復が早くて、割合と早く痛みもなくなり、歩けるようになりました。
当初、手術後の回復は順調と思われましたが、4ヵ月後の検査で、骨折した部分の骨が壊死し始めていると言われて、びっくりしました。
私の場合、骨折が原因で、大腿骨の血行が悪くなり、先端の骨が壊死し始めていると説明されました。しばらく様子を見て、症状がひどくなったら手術するしかないと言われました。それからは、足に体重をできるだけかけずに、血行が悪くならないように注意しました。
血行が悪いのなら、光線治療で血行をよくしようと思い、股関節への照射時間を延ばしたり、1日に数回、光線をかけるようにしました。すると、次の検査では、骨の壊死の進行が止まっていると言われ、とてもうれしくなりました。
また、一時は痛みが強くなりましたが、光線治療をがんばった結果、痛みは軽減しました。
現在、大腿骨骨頭壊死がわかってから4年経ち、多少の進行はありますが、痛みはほとんどなく、けっこう歩けます。
緑内障のほうも、眼圧は正常で、症状も進行しておらず、こちらも経過がよいのでうれしく思っています。どちらも光線療法のお陰です。
◆光線治療
治療用カーボン:3001-4008番。
照射部位・時間:両足裏部⑦・右股関節部(正面・側面)を各10分間照射、両足首部①・両膝部②を各5分間照射。さらに、治療用カーボン3000-5000番で、後頭部③・左右こめかみ部㊱㊲を各5分間照射。⑦①②は集光器使用せず、右股関節部・③は1号集光器使用、㊱㊲は2号集光器使用。
(財)光線研究所「可視総合光線療法・実践治療 報告集」黒田一明監修