網膜黄斑変性症による視力低下が回復した
茨城県/64歳・女性・主婦
整体治療の先生に勧められ、30年ほど前から光線療法を愛用しています。お陰さまで、大病することもなく、元気ですごしておりました。
ところが、1年ほど前から急に視力が低下してきました。もともと強度の近視で、左は0.02、右は0.04でしたが、眼鏡を使って左右とも1.2の視力はありましたので、驚いて眼科を受診しました。メガネを使っても視力は、左眼0.6、右眼は0.7まで低下していました。検査の結果、加齢性黄斑変性症と診断されました。
この病気は、視野の中心に相当する網膜の黄斑という部分が変化し、視力に障害が起こる病気だそうです。眼科の先生から「手術もできるが、よい細胞も傷めてかえって見えなくなる可能性もある。しばらく様子を見ましょう」と言われました。網膜黄斑変性症の治療方法はなく、欧米では失明原因のトップだと聞き、愕然としました。そこで、長年使っている光線治療器でよくならないかと、あわてて貴付属診療所(光線研究所付属診療所)に相談しました。
やはり、光線療法でも治すのはむずかしいとの答えでしたが、進行を抑えるのにはよいかもしれないとアドバイスを受け、次の処方で光線照射を行い、その後の経過をみることにしました。
治療用カーボンは3001-5000番を使用し、両足裏部⑦①5分間、両膝部②(以上集光器使用せず)・肝臓部㉗(2号集光器使用)・後頭部③・顔(眼・鼻)部⑯(以上1号集光器使用)・左右こめかみ部㊱㊲(2号集光器使用)各5分間照射というものでした。⑦②以上集光器使用せず、③⑯以上1号集光器使用、㉗㊱㊲以上2号集光器使用。
少しでもよくしたい一心で、毎日一所懸命照射を続けました。治すことはむずかしいと言われていた病気ですが、光線照射を行うたびに、何となく見やすくなる感じがしました。1年間ほど光線照射を続けた後、眼科で視力検査を受けたところ、メガネを使うと左右とも1.2まで視力が回復していました。眼科の先生は、こうの病気で視力が回復するはずはないというような顔をされ、「メガネを変えましたか?」と聞かれました。私のメガネは前回も今回も同じで、前回検査のときは、確かに視力は落ちていたのですが、光線療法を継続したことで回復したと思っています。
完全に治すことはできない病気とのことですが、これからも光線療法をしっかり続けて進行を抑え、日常生活に支障のない視力を保っていきます。
(財)光線研究所「可視総合光線療法・治療報告と症例集」黒田一明著