ひどければ手術と言われた頻尿が改善
【治験症例 6】
子宮脱、頻尿
73歳・女性・主婦/身長156cm・体重58kg
◆症状の経過
70歳ごろから、重いものを持ったり、動きすぎると、子宮が下垂して膣外にでる子宮脱が見られるようになった。このことにより尿が充分出きらず、排尿後もすぐに尿意を催す頻尿に悩み、気分的にも滅入っていた。
病院では、「ひどければ、手術です」と言われていたが、手術は避けたかった。以前からときどき使っていた光線療法で治療できないかと、当付属診療所(光線研究所付属診療所)を受診した。
◆光線治療
治療用カーボンは3002-4008番を使用し、両足裏部⑦10分間、両足首部①・両膝部②・腰部⑥(以上集光器使用せず)・後頭部③各5分間、左右下腹部㉓㉔(以上1号集光器使用)・陰部㉕(2号集光器使用)各10分間照射。
◆治療の経過
自宅で治療を始めたが、当所(光線研究所付属診療所)で4台の治療器を使用して同時に治療すると、数日は子宮が下垂せず、排尿もスムーズで頻尿にもならないため、週2回の通院治療を行った。
あわせて尿道の括約筋を縮める運動も指示し、治療半年ほどで、冷え症に注意すれば子宮下垂があまり起こらず、尿の出方も正常になった。それまで頻尿が心配で控えていた旅行も楽しめるようになった。
初診時に測定した足先の温度は21.7℃だったが、半年後には32.5℃まで上昇した。
(財)光線研究所「可視総合光線療法・治療報告と症例集」黒田一明著