胃切除後の胸やけ、下痢が治まり、体重も回復
【治験症例 5】
胃切除後の食欲不振
67歳・女性・主婦/身長157cm・体重53kg
◆症状の経過
67歳時、市のガン検診で胃ガンと診断され、胃の3分の2を切除する手術を受けた。退院後は、胸やけ、傷口の痛み、下痢など、胃切除後に起きる諸症状が続き、食欲がないために、親戚の紹介で当付属診療所(光線研究所付属診療所)を受診した。
◆光線治療
治療用カーボンは1000-40008番を使用し、両足裏部⑦・両膝部②・背正中部㉘各10分間、両足首部①・腹部⑤・腰部⑥・左右咽喉部④を各5分間照射。⑦②①⑤⑥は集光器使用せず、㉘は1号集光器使用、④は2号集光器を使用。
◆治療の経過
光線治療により、足が温まり、よく眠れ、夜間尿の回数が減ってきた。治療3ヵ月で胸やけ、下痢が始まり、食欲も出て、傷口の痛みやつっぱり感も軽くなった。
胃ガン術後の経過はすごぶる順調で、術後5年目の現在、腹筋をするためにカラオケ教室、足腰を強化するためにスイミングプールに通っている。術前は56kgだった体重が、術後47kgまで落ちたが、現在は53kgまで回復している。
(財)光線研究所「可視総合光線療法・治療報告と症例集」黒田一明著