親元を離れた息子の喘息が光線療法で軽快した
千葉県/28歳・男性・会社員(報告者・母)
私の息子は、28歳独身で新潟の親元を離れ、現在千葉で働いています。父親に似て痩せており、とても寒がりです。子どものころはからだがとても弱く、よく熱を出していました。小学校に入学する前に、1年間しっかり光線療法を行ったところ体が丈夫になり、25歳くらいまでは発熱することもほとんどなくなりました。
ところが3年ほど前、東京から千葉へ引っ越して環境が変わったのと、部屋が寒かったせいか風邪を引きやすくなり、風邪の治りも悪く、咳も長引くようになってしまいました。昨年の冬には、とうとう病院で喘息と診断されてしまいました。
それ以来、冷え込むと朝は必ず発作を起こし、ステロイドの吸入が必要となったそうです。私の妹も喘息で、ステロイド治療で苦しむ姿を見ていましたので、息子も喘息かと思ったときは、頭の中が真っ白になりました。
そんなとき、息子にまた光線療法を行えばいいかと思い、早速光線治療器を息子に送り、貴付属診療所(光線研究所付属診療所)の指導を受け、次のように光線照射を始めさせました。
治療用カーボンは3000-5000番で、両足裏部⑦・両足首部①・両膝部②・肩甲骨間部⑫各10分間、左右咽喉部④を各5分間照射。
私は、光線照射の方法を覚えさせたり、また照射をしてやるために、息子のところにしばらく滞在しました。光線照射を始めると、黄色味を帯びた痰をよく出すようになりました。それが数日後にはだんだん水っぽい痰に変化してきました。咳はまだ出ていましたが、鼻水をあまり頻繁にかまなくなってきました。
朝方冷えても喘息発作が軽くなったようで、「ステロイドの吸入もしなくてよかった」と言うようになりました。照射開始1週間ほどで、朝方の発作が起きなくなり、その後の1週間は痰を吐く様子も見られなくなりました。咳もほとんど出なくなりました。
自分から、「お母さん、この光線療法よく効くわぁ」と言ってくれました。光線照射1ヵ月で大変経過がよくなり、息子が喘息だったことを忘れるほどになりました。
光線療法をしっかり続けるように息子に言いつけ、うれしさいっぱいで新潟に帰郷することができました。 これまでも光線療法で何度助けられていることか、本当にありがとうございました。
(財)光線研究所「可視総合光線療法・治療報告と症例集」黒田一明著