急性骨髄性白血病の夫が元気になった
東京都/45歳・男性・会社員(報告者・妻)
夫は39歳のとき、眼の粘膜からの出血や歯茎からの出血が止まらなくなりました。不安に思って病院を受診したところ、即入院となり、検査の結果、急性骨髄性白血病との診断を受けました。
病院の先生から、「抗ガン剤の治療をしても、必ずしも効果が出るわけではありませんが、その場合数ヵ月かかります。また、治療中に感染症などで命を落とすこともあります」との説明を受け、愕然としました。
抗ガン剤の治療が始まり、吐き気や頭痛、発熱、下痢、全身の発疹など、薬の副作用がすさまじく、日に日に体力を落としていきました。
どうしても夫には生きていてもらいたいので、私が以前から使っていた光線療法を試したいと思いました。しかし、入院中は使うことができないので、外泊したときに光線照射を行いました。照射の方法は、貴付属診療所(光線研究所付属診療所)にも相談して、次のように行いました。
治療用カーボンは1000-4008晩を使用し、両足裏部⑦10~30分間、両足首部①・両膝部②・腹部⑤・口中部を各5分間照射しました。⑦①②⑤は集光器を使用せず、⑧はガラス管を装着した3号集光器を使用しました。
抗ガン剤治療中は、外泊時しか光線照射を行えませんでしたが、光線照射を行うと、目に見えて体力が回復するのがわかりました。光線照射も併用したお陰で、抗ガン剤治療も最後まで行うことができ、無事に退院できました。退院後は、せっせと光線療法に励みました。食欲もどんどん出てきて、仕事ができるほど元気になってきました。しかし、抗ガン剤の液漏れで、左手の小指がしびれて動かせなくなりました。
病院の担当医からは、治らないと言われましたが、何とか治したい一心で、動かなくなった指にも光線療法を根気よく行いました。結局、1年2ヵ月かかりましたが、元通り小指を動かせるようになりました。
現在、あれから6年経ちましたが、白血病のほうも3ヵ月後との血液検査で大変良好な状態が続いています。担当医にも「大変珍しいケースだ」と驚かれています。これもひとえに光線療法のお陰だと思っています。
すっかり元気になった夫は、ときどきサッカーを楽しんでいますが、先日、左膝の十字靭帯を痛め、全治数ヵ月と診断されました。しかし、この怪我も光線照射をしっかり行ったところ、あっという間によくなりました。
(財)光線研究所「可視総合光線療法・治療報告と症例集」黒田一明著