紫外線は善か悪か
太陽の光は、暗いところでも作業ができるといった単に電球や蛍光灯などの灯としてだけのものではありません。太陽光に含まれる赤外線、可視線、紫外線のすべてが、地球上に存在する生命の営みになくてはならないものであり、私たち祖先は何百年にも渡り、太陽の光を浴びることで進化をとげてきました。昨今、紫外線というとその是非が問われますが、紫外線の悪影響があるとすれば、度が過ぎる照射によって、皮膚などにトラブルを生じさせることでしょう。光生物学者のジョン・オット博士も「紫外線の害を叫ぶことこそ、科学がこの50年で犯した大失策の一つかもしれない」と述べているように、紫外線の不足は、骨粗鬆症、クル病、うつ病などの疾患に代表されるようなさまざまな不調を引き起こします。また、紫外線が足りないことにより新陳代謝が低下すると、肌の状態を悪くするといった話もあります。何事もバランスが大切であるということは、紫外線においても同様でしょう。