左顔面神経麻痺が光線療法のお陰で改善した
兵庫県/76歳・男性・無職
光線療法には親の代から長年お世話になっております。現在、光線治療器5台を知人や友人に貸し出しており、それぞれ活躍しております。さて今回は、私の顔面麻痺が治ったご報告をさせていただきます。
9月末のある朝、口をゆすいでいると、口の左のほうから水がもれ、ビューと飛んだので驚きました。どうも顔面麻痺のようです。これは大変と思い、光線療法の指導書を見て光線照射を始めました。治療用カーボンは3002-3002を使用して、両足裏部⑦・両足首部①・腹部⑤・腰部⑥・後頭部③を各5~10分、左乳様突起部㊶・左耳部⑰各10~15分間照射しました。
翌日、医者を受診したときには、眼も少し変になった感じで、「大変なものにかかったね。ステロイド薬を使ったほうがよい」と言われした。しかし、怖い副作用の薬と百も承知していたので、薬の処方をちょっと待ってもらうようにお願いしました。先生からは「これ以上、進んだらよくないから、ちょっとでも悪くなるようなら明日にでもとんできなさい」と言われました。
ステロイド薬は使いたくないので、祈りながら光線照射をしました。でも、一日一日顔が歪んでくるではありませんか。4日目には左顔面が垂れ下がり、行くところまで行った感じで大変不安になりました。
実は25年ほど前、右の顔面神経麻痺になったときに、光線療法を信じて3週間で治し、うれしくて東京の貴付属診療所(光線研究所付属診療所)までお礼に伺ったことがあったのです。今回もそのときのことを思い出し、あきらめずに待とうの心境で、10日間照射を続けました。すると、眼のあたりから、夜寝ている間に治っていくのを感じました。さらに10日間、照射を続けて、日に日に顔面神経麻痺が治っていき、毎日鏡を見るのが楽しみになりました。
2度目に病院に行くときは、ほとんど元の顔に戻っていました。先生の治療を断っていたので、勝手な患者だと思われるのも困るし、今後もお世話になるだろうと思い、本当のことを申し上げるお詫びの手紙を持参しましたが、先生の「早くよくなってよかったね」の一言で、ホッと救われました。
(財)光線研究所「可視総合光線療法・治療報告と症例集」黒田一明著