右小脳の脳梗塞後遺症、左顔面のしびれが改善
【治験症例 1】
脳梗塞後遺症
68歳・男性・無職/身長170cm・体重63kg
◆症状の経過
それまではとくに持病もなく、定年退職後はのんびり暮らしていたが、68歳になった8月の暑い日、突然気分が悪くなって倒れた。すぐに病院に行き、CT検査の結果、右小脳の脳梗塞と診断された。
脳梗塞の治療とその後のリハビリテーションのために2ヵ月半入院したが、左顔面のしびれと視覚障害なのどの後遺症が残り、歩行時のふらつきもあり、杖を使わないと歩けない状態であった。
長年、1日1箱半のタバコを吸っていたが、発症後はピタリと禁煙した。退院後、近所の人に光線療法を勧められ、当付属診療所(光線研究所付属診療所)を受診した。
◆光線治療
治療用カーボン3002-5000番を使用し、両足裏部⑦10分間、両足首部①・両膝部②・腰部⑥(以上集光器使用せず)・後頭部③各5分間、左顔面部(以上1号集光器使用)10分間照射。
◆治療の経過
自宅で光線治療を開始し、治療3ヵ月ほどで、左顔面のしびれはなくなった。歩行時のふらつきも減り、杖の補助も不要となり、階段の昇降も手摺につかまらずにできるようになった。
(財)光線研究所「可視総合光線療法・治療報告と症例集」黒田一明著