円形脱毛症による抜け毛が徐々に減少
【治験症例 4】
円形脱毛症
54歳・女性・主婦
◆症状の経過
慢性腎不全のため、45歳ごろより人工透析を受けていた。円形脱毛は20歳ごろからときどきあったが、透析療法を受けるようになってから脱毛が多くなり、また、不眠になった。51歳時、円形脱毛症と不眠のため、夫に勧められ当付属診療所(光線研究所付属診療所)を受診した。
◆光線治療
治療用カーボンは3002-5000番を使用し、両足裏部⑦・両膝部②・腰部⑥書く10分間、腹部⑤(以上集光器使用せず)・後頭部③(1号集光器使用)・前額部⑮各5分間、脱毛部(以上2号集光器使用)は各10分間照射。
◆治療の経過
自宅で光線治療を行った。治療3ヵ月後から脱毛が減り始め、治療1年で元の状態に戻った。2年後、脱毛が再発したが、治療10か月~1年でよくなった。不眠のほうはあまり変化がない。治療3年後の現在、へバーデン結節による手指の腫れがあり、光線治療を行っている。
(財)光線研究所「可視総合光線療法・治療報告と症例集」黒田一明著