就職後に悪化した顔と背中のニキビが改善
【治験症例 5】
尋常性座瘡(ニキビ)
22歳・女性・会社員/身長175cm・体重65kg
◆症状の経過
高校時代から、背中を中心にときどきニキビ出ていたが、1週間程度で自然に治っていた。20歳で就職し、パソコンを長時間使用するようになってから、肩こりや眼精疲労が慢性化してきた。次第に手足の冷えを強く感じるようになり、熟睡できなくなくなった。3ヵ月前に突然、顔面部と背中にかゆみをともなうニキビができた。皮膚科で1ヵ月間治療を受けたが、改善がなかった。以前から風邪や生理痛などに光線治療器を使用していた。
今回、ニキビ治療のために、当付属診療所(光線研究所付属診療所)を受診した。
◆光線治療
治療用カーボンは3001-3002番を使用し、両足裏部⑦・両足首①・背中全体各10分間、両膝部②(以上集光器使用せず)・左右咽喉部④(2号集光器使用)・顔面部⑯(1号集光器使用)各5分間照射。
◆治療の経過
自宅で光線治療を行った。冷え症の改善とともに、肩こりや眼精疲労は解消し、ニキビのかゆみもなくなった。色素沈着を起こした部位は、なかなか色が薄くならなかったが、6ヵ月後には消えて、きれいな皮膚になった。
(財)光線研究所「可視総合光線療法・治療報告と症例集」黒田一明著