右足第1趾のガングリオンが縮小
【治験症例 12】
足のガングリオン
71歳・女性・主婦
◆症状の経過
48歳ごろ、左足第1趾にガングリオン(関節の周囲にできる米粒大からピンポン球大までの腫瘤で、ゼリー状の液体を含んだ良性腫瘍のこと。手首の甲にできることが多く、足首にもできることがある)ができ、整形外科で5回の切開手術を受けた。しかし、再発したため、断食を行ったところ一時的に炎症がとれた。
その後は、抗生物質の服用などで様子を見ていた。65歳ごろからは喘息も出るようになった。
68歳時に知人の紹介で、当付属診療所(光線研究所付属診療所)を受診した。
◆光線治療
3000-5000番の治療用カーボンを使用し、両足裏部⑦・両足首部①・両膝部②・肩甲骨間部⑫各10分間、腰部⑥左右咽喉部④書く5分間照射。患部の左足第1趾部には3001-4008番の治療用カーボンを使用し、2号集光器を使用して10~20分間照射した。
◆治療経過
左足第1趾のガングリオンに対する光線治療は、70歳から自宅で開始した。71歳時、当所(光線研究所付属診療所)を再診した。ガングリオンは小さくなっていたが、歩行時に痛みが見られた。
治療を続けて8ヵ月後には、患部の腫れはさらに改善した。喘息は光線治療を始めてから背中の冷えがとれて、季節の変わり目の発作はなくなり、明け方の苦しさも軽減している。
(財)光線研究所「可視総合光線療法・治療報告と症例集」黒田一明著