胃下垂症・胃アトニー 2

 胃下垂症は、その起こり方からも明らかなように全身疾患であるといえます。したがって、治療としては、まず症状を和らげて症状のない無力性体質に戻し、さらに、最終的には、神経の細さを改善して体重を増加させる、いわば一種の体質改善にまでもっていかなければなりません。したがって、根気よい治療が必要になります。

 対人関係など精神的なトラブルによって再発を繰り返すことが多いので、環境の改善に気を配る必要があります。まずは、人づきあいに対する考え方を変えることです。そのためには、気分転換と体力づくりとしての運動・スポーツを積極的に取り入れ、わだかまりも発散させてくれるような趣味をみつけることも大切です。

 食事は、水分含有量のすくないものを少量、何回かに分け、1回の量を減らしてとり、胃の負担(胃もたれ)を減らし、間食にはカロリーの高い菓子類などや乳製品を取り入れるようにします。

 また、胃下垂の原因として、血液循環不全が大きく関与していますので、足腰の冷え、便秘、不眠、頭痛、背中痛、動悸、息切れなどの症状改善には、可視総合光線治療が最良といえます。

(財)光線研究所「可視総合光線療法・理論と治験」黒田一明著

胃が下垂していたらよくないの?

馬込沢うえだ鍼灸院

kiichiro2
  • 船橋市馬込沢で鍼灸院・光線療法院をやってます。
    慢性疾患をよくするためには、
    自己のもつ治癒力を高めることが非常に重要です。
    このブログでは主に光線療法について、
    日光を浴びることの重要性について綴っていきます。

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