めまい 3
【治験例 3】
◆55歳/女性
◆症状の経過:53歳のとき、めまいが出現した。めまいが続くため入院し、点滴治療を受けた。メニエール病の疑いや更年期障害の関係もあるのではないかと診断された。その後、めまいはよく眠れないときや頭が重いとき、さらに急にからだを動かしたときに出た。
◆光線治療:3002-5000番の治療用カーボンを使用し、両足裏部、両足首部、両膝部各10分間、後頭部、左右耳部各5分照射。
◆治療経過:治療2ヵ月間でクラッとするめまいは起こらなくなった。しかし、更年期障害と思われる疲れやすさと頭重感があるため、前期の治療指示に左右下腹部を各5分間、または腹部と腰部を各5分間時々追加治療している。
【治験例 4】
◆54歳/女性
◆症状の経過:49歳頃から頭を急に動かすと、途端に目がまわる症状がみられた。耳鼻咽喉科の検査で、良性発作性頭位変換眩暈症と診断された。めまいの発作が出ると不安感が強くなり、繰り返し発作が起こった。光線治療を希望し、光線研究所付属診療所を受診をした。
◆光線治療:3002-5000番の治療用カーボンを使用し、両足裏部、両足首部、両膝部各、腹部、腰部、後頭部、左右耳部10分間各5分照射。
◆治療経過:光線治療で、めまいの発作回数は少なくなってきた。光線治療とともに、からだを良く動かすようにした。その後の症状はしだいに改善した。治療5年目では、めまいは全く起こらなくなっている。
(財)光線研究所「可視総合光線療法・理論と治験」黒田一明著