
女性の更年期障害に対する可視総合光線療法 5
【治療例 3】
更年期障害による無気力。食欲不振、貧血、頭痛
48歳 女性 主婦 155㎝ 50㎏
◆症状の経過
44歳時の夏、生理不順(月に2回生理)とともに急に力がなくなり、何も出来なくなった。血液検査では貧血を指摘され更年期障害と診断、鉄材で様子を見ることになった。めまいも出て何日もベッドから起き上がれない様子を心配した母が両足裏部⑦10分間光線照射してくれたところ体が少し動くようになった。秋に以前から計画していた家族旅行に出かけたが元気はなかった。旅行後、頭痛も出て体調はさらに悪く、一日中寝ている日が多くなった。病院に行く元気も無く見かねた母が当付属診療所(光線研究所付属診療所)へ相談に来所した。
◆光線治療
治療用カーボン3001-5000番使用。⑦⑥③、眼侮⑯(1号集光器使用)を照射。照射時間は⑦10~30分間、⑥⑯各10分間、③5分間。
◆治療の経過
自宅で光線治療をできるだけ毎日行った。最初は⑦⑯しか照射できなかったが、徐々に体が温まり元気になると⑥③の照射もできるようになった。5か月後、生理不順は続いていたが、ヘモグロビンの数値が11.5g/dlと基準値内に戻っていた。運動も始め精神的にかなり安定するようになった。その後も光線治療を継続し現在48歳に至るまでの4年間は元気に過ごすことができている。
光線研究・第650号 令和7年6月1日発行 一般財団法人 光線研究所