
熱ショックタンパク(HSP)と可視総合光線療法 4
【治療例 3】
乳ガン術後
女性 主婦 158㎝ 68㎏
◆症状の経過
66歳の時に、左乳房のしこりを見つけ、乳ガンの全摘手術を受けた。腋窩リンパ節にも転移があり、腋窩リンパ節の手術も受けた。術痕は気圧の変化などで痛みがあり、左腋窩には何かはさまれたような違和感があった。頭が重かったり、腰が時々痛んだり、術後体調はあまりよくなかった。友人に、光線治療で術後の経過が良くなると聞き、当付属診療所(光線研究所付属診療所)を受診した。
◆光線治療
治療用カーボン1000-4008番を使用。照射部位は⑦①②⑤⑥③。左胸・左腋窩㊼(以上1号集光器)を追加。4台の治療器で合計40分間の照射。
◆治療の経過
初回治療の時、手術痕への光線照射に不安を訴えたため術痕への照射を中止した。治療の翌日に、少し左腕の上がり具合が良くなり、術痕への照射に不安感がなくなったので、術痕の照射を追加した。数日おきの通院治療を続けて、1カ月ほどで術痕の痛みやツレ感は軽減した。以降、治療器を用意して自宅治療を始めた。現在、術後4年経過したが、再発はなく、術痕がとてもきれいなので、病院で驚かれている。
◆コメント
手術痕が光線照射によって、たいへんきれいになっている症例は多く、光線治療によるHSPの増加が役立っていると考えられます。
光線研究 第652号 令和7年10月1日発行 一般財団法人 光線研究所