のう胞性疾患に対する可視総合光線療法(卵巣チョコレートのう胞およびガマ腫)2

卵巣チョコレートのう胞

38歳 女性 157㎝ 47㎏

30代前半より子宮内膜症が腹膜や卵巣にあり経過観察をしていた。来診時の半年前に妊娠が判明したが、3ヵ月後不正出血があり産婦人科で切迫流産と診断された。多量の出血と強い下腹部痛のため人工中絶を実施した。この時に医師から卵巣チョコレートのう胞が以前の8倍に腫れていると言われた。ただし、中絶後しばらくすると痛みは軽くなり出血量も減ったので、のう胞はすぐに手術はせず、ホルモン療法を選択肢した。次回再検査の前に、できることはないかと思っていたときに、父親から光線療法を勧められた。下腹部の張りと痛みは、続いていたため、少しでものう胞が小さくなればと期待して当付属診療所(光線研究所付属診療所)を受診した。

治療用カーボンは3001-4008番を使用。⑦①②⑥(以上集光器使用せず)、左右下腹部㉓㉔・背正中部㉘・後頭部③(以上1号集光器使用)各5~10分間照射。

冷えをとり、全身の血流を促して体力をつければ状況が変わってくる可能性はあると説明を受け、光線療法を自宅で毎日実施した。光線開始後お腹の張りは軽減し、1週間後の検査ではのう胞が8㎜ほど小さくなっていることが分かり、本気で照射を継続した。1か月半後の検査では、54㎜ほどあったのう胞が半分以下まで縮小し、下腹部のひきつれ感も治まった。さらに照射を継続すると、半年後の検査でのう胞は消失し、手術を免れることができた。

光線研究 第652号 令和7年10月1日発行 一般財団法人 光線研究所

kiichiro2
  • 船橋市馬込沢で鍼灸院・光線療法院をやってます。
    慢性疾患をよくするためには、
    自己のもつ治癒力を高めることが非常に重要です。
    このブログでは主に光線療法について、
    日光を浴びることの重要性について綴っていきます。

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