熱ショックタンパク(HSP)と可視総合光線療法 2

46歳 男性 会社員 1660㎝ 56kg

 36歳頃、下痢や下血が続き病院を受診したところ、潰瘍性大腸炎の診断を受けた。営業職で外回りが多くストレスがたまっていた。また、離婚もして食生活も乱れていたことなど原因と思われる。炎症性腸疾患の薬を1日3回と、栄養障害もあったため、栄養剤も飲んでいた。しかし、下痢や血便は止まらず、排便時痛もあり、炎症反応値も高かめだった。体の冷えも強かった。42歳頃、叔母に光線治療を勧められ、当付属診療所(光線研究所付属診療所)を受診した。

治療用カーボンは1000-3001番を使用。照射部位は両足裏部⑦・左右下腹部㉓㉔(1号集光器使用)各10分間。両膝部②・腰部⑥・背正中部㉘(1号集光器使用)各5分間照射。

 当所で光線治療の指導を受け、約1か月間、叔母の家で毎日治療を続けた。血便が治まってきたので、自多岐に光線治療器を用意して自宅治療を始めた。光線治療を始めて3ヵ月、まだ時々下痢や血便はあったが、普通便の時が増えて、排便時痛はなくなった。寒い時期は症状が出やすかったが、光線治療で体が温まり症状は徐々に治まってきた。現在光線治療を始めて4年になるが、症状は無く安定した状態を保っている。

 体が温まってきたことで、HSPの産生が増え、潰瘍の回復が促進され、症状が治まってきたと考えられる

光線研究 第652号 令和7年10月1日発行 一般財団法人 光線研究所

kiichiro2
  • 船橋市馬込沢で鍼灸院・光線療法院をやってます。
    慢性疾患をよくするためには、
    自己のもつ治癒力を高めることが非常に重要です。
    このブログでは主に光線療法について、
    日光を浴びることの重要性について綴っていきます。

大腸・肛門の病気大腸炎・大腸ガン・下痢・便秘・痔・虫垂炎・過敏性腸症候群症例

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です