
入院中の高齢の母の床ずれなどにたいへん役立った!
静岡県 〇山 〇子様(報告者:娘)
母は89歳のとき、自宅で転倒し歩行困難になり、寝たきりになりました。脳には異常はありませんでしたが、その後尿便が出なくなり、発熱やむくみがでて、容態が悪化し入院となりました。原因は頚髄損傷による暴行と直腸障害でした。母は入院当初からお尻のまわりが真っ赤になったり、右足踵に5円玉大の床ずれができて痛みに苦しんでいました。そこで私は母が長年愛用していた光線治療器を病室で懇願していました。看護師長の口添えで担当医が病室での光線治療を認めてくださり、入院2週間後から光線治療器を病室に持ち込んで治療を始めました。
治療用カーボンは、主に3001-5000番を使い、両足裏部⑦・両膝部②・腹部⑤・腰部⑥以上集光器使用せず、後頭部③・眼部⑯以上1号集光器使用し各5分間以上照射しました。入院中は私が用事で面会できない日以外はほぼ毎日光線治療を受けました。
そうしたところ、約1か月間で右足踵とお尻まわりの床ずれが治り、痛みで苦しがることがなくなりました。その後床ずれができることはありませんでした。
しかし、2年前に新型コロナ感染症予防のため面会中止となり、光線治療ができなくなりました。その後母は、全身のむくみや貧血がひどくなり、輸血や酸素吸入をするようになり、1年半後に94歳で永眠しました。
高齢ではありましたが、光線治療が出来なくなってから徐々に容態が悪くなったので、光線治療がどれほど効いていたのかと改めて思い知らされました。コロナ感染がなく、光線治療を続けられていたら、きっと母はもっと長い息できたと思います。
また、10年以上前に脳外科医から、脳の血管が細いのでいつ脳梗塞で倒れてもおかしくないと言われていましたが、最後まで脳梗塞にならずに、亡くなる3日前まで話もできたのは、やはり光線治療のおかげだと感謝しています。
光線研究 第651号 一般財団法人 光線研究所