生体リズムの調整と可視総合光線療法 2
■生体リズムの乱れに対する可視総合光線療法
本療法は、現代人に不足しがちな太陽光に近い光を供給することで、日々の生活に必要なエネルギー不足を補います。生体リズムの乱れが炎症性疾患の発生に関係していると考えられます。光線照射の習慣は、人が本来持っている生体リズムに働きかけることにもつながり、免疫系や自律神経系およぼ内分泌系など生体の基本的な生理機能の働きを促進し、健康維持の増進に寄与します。特に、睡眠や体温、血圧など日内変動の大きな生理作用の調節に働きかけます。朝方の光線照射は、遅れた体内時計を前進、夕方以降の照射は、早まった体内時計を後退させて生体リズムを調節します。
◆治療用カーボン
生体リズムの調節にはどの治療用カーボンを使用しても一定の効果が期待できますので、症状により治療用カーボンを選択します。痛みや炎症が強ければ3001-4008番。痺れあるいは精神的な不調、不眠などは3002-5000番など、また、心疾患がある場合は3000-5000番。悪性腫瘍がある場合1000-4008番などを使用。
◆照射部位及び照射時間
両足裏部⑦、両足首部①、両膝部②、腓腹筋部㉙、腹部⑤、腰部⑥(以上集光器使用せず)、後頭部③(1号集光器使用)、左右咽喉部④(2号集光器使用)。⑦10分間、その他各5~10分間照射。
光線研究 第645号 令和6年8月1日 一般財団法人 光線研究上