
シェーグレン症候群に対する可視総合光線療法 3
【治療例 2】
59歳 女性 主婦
◆症状の経過
50歳時、左顎下腺の腫れがあり唾液分泌が減った。病院では顎下腺の管が詰まっている可能性があるとのことだったか、検査では原因ははっきりしなかった。自宅に光線治器があったので治療用カーボン3001-4008番を使用したが変化がなく、51歳時、当付属診療所(光線研究所付属診療所)受診。
◆光線治療
治療用カーボンは1000-3001番、眼部を3001-5000番を使用。⑦10分間、①②⑤⑥③・口中部⑧⑯各5分間、左咽喉部は顎下腺を中心に10分間照射。
◆治療の経過
治療用カーボン1000-3001番を使用し自宅で光線治療を行う。顎下腺は腫れと縮小を繰り返し治療4ヵ月で90%縮小。54歳時、唾液や涙液が少なくなり、頸部リンパ節の腫れで、シェーグレン症候群、ドライアイと診断。点眼薬と薬を服用した。光線治療は1000-3001番での治療を続け⑦①②⑤⑥③8⑯④を照射。56歳時、シェーグレン症候群は薬と光線治療と唾液腺マッサージで唾液と涙液が少し出るようになり眼や口中の渇きが軽減。この頃卵雄のう腫で手術と言われたが、⑤への照射を左右下腹部㉓㉔各5分間照射に変更となる。59歳の現在、シェーグレン症候群は点眼薬、アメを使って安定している。
光線研究第642号 令和6年2月1日発行 (一般財団法人 光線研究所)