
心不全とその症状に対する可視総合光線療法 4
■ビタミンD投与は心不全入院患者の死亡率低下に関連する(日本の研究2021年)
COVID-19の感染では血中ビタミンD濃度が明らかに低く、ビタミンD補充で死亡が減るという報告があり、ビタミンDの新たな利用法が注目されている。本研究では、日本循環学会の実施する「循環器疾患診療実態調査」用いて、ビタミンD製剤投与が心不全入院患者の死亡率と関係があるかを検証した。心不全前入院患者からビタミンD投与群5487例、非投与群5487例を対象に院内総死亡率を比較した結果、院内総死亡率は投与群6.5%、非投与群9.4%とビタミンD投与群で有意に低かった。以上、心不全でビタミンDが欠乏することが知られており、その補充は死亡率低下と関係することが示唆された。
『光線研究 第635号』令和4年12月1日発行 一般社団法人 光線研究所